【元面接官/Web面接】インターンシップ面接 質問12選/回答・合格の方法

Web面接対応 インターンシップ 面接の質問12選/合格の方法

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インターンシップ面接について、就活をはじめたばかりの頃は苦労しました、にゃんタロスです。私は地方の中堅大学出身で、今は外資系企業で働いています。私は就活生時代に延べ30近くのインターンシップに参加し、インターンシップ・本選考を合わせて面接を受けた回数は100回以上に及びました。また、社会人になってからもンターンシップ面接は面接官という立場で学生の評価を行っていました。
今回は私の就活生時代や、社会人になってからも関わりがあるインターンシップ面接について、就活生が上手くインターンシップ面接を攻略できるようになるためにお話したいと思い記事にしました。

インターンシップ面接と採用面接で企業の目的は違うのか?

結論から言うとほぼ変わらないです。まず、インターンシップでは、企業の魅力を知ってもらうために職業体験を行うという前提にたっています。しかし、私が就活生時代および今の面接官として経験から、インターンシップが事実上の本選考だったり、インターンシップ参加者は本選考が優遇されるといったケースは頻発していました。例えば内定先の企業にて、インターンシップ参加者の数を内定者同士で数えていた際、なんと内定者の3人に1人がインターンシップ参加者でした。そのため、インターンシップ面接も、採用選考の一貫と考える方が自然です。
ちなみに、外資系企業についてはインターンシップ=本選考のケースが多いです。インターンシップ参加後に1-2回面接してから内定という企業もいくつか存在します。

外資系企業別の対策情報はこちら↓

また、企業の認知や魅力を広げる目的で職場体験としてインターンシップを開催する場合もあります。例えば、「商社を志望するようなガツガツした人にもうちの魅力を知ってほしい!」というケースですね。これはメーカーや不動産業界等に多く当てはまります。

企業のインターンシップの目的

インターンシップ面接と採用面接の違い

しかし、インターンシップ面接と採用面接で異なるポイントもあります。主な違いは、次の4点です。

  1. 面接時間が短い
  2. 質問が深堀りされない
  3. 企業の志望動機は聞かれない
  4. 面接に慣れていない就活生が多い

面接時間が短い

採用面接の面接時間は30~60分が一般的ですが、インターンシップ面接では、15分~30分と短い時間でアピールをやりきる必要があります。

質問が深堀りされない

上記の通り面接時間が短いため、面接の質問の回答に対しても深堀りされない傾向にあります(時間制約上、深堀りできない背景もあります)。これは就活生にとって、面接の準備をした分だけスムーズに回答ができ、インターンシップ面接が有利に進みます

企業の志望動機は聞かれない

インターンシップ面接では、応募先企業の志望動機を聞かれるケースは稀でした。その代わり、インターンシップに対する志望動機を求められます。インターンシップ面接では、なぜインターンシップに参加したいのか、インターンシップに参加してどのような貢献ができるのか、といった質問が聞かれます。企業でなく企業のインターンシップに対する志望動機なので、ある意味本選考の面接よりも難しいです。

面接に慣れていない学生が多い

これは社会人になって、面接官をする立場になってから気づいたことです。就活生は、インターンシップ面接の時期は、話し方が冗長であったり、構造的に話ができていない傾向にあります。よって、面接の準備をしている就活生にとってはチャンスです。記事を読んでいる方は後述するインターンシップ面接の話し方について先に学んでおくことで、周りよりも有利にインターンシップ面接を進めることができるようになります。

インターンシップ面接で聞かれる質問

インターンシップ面接では、①自分に対すること(強み・弱みや学生時代頑張ったこと)、②インターンシップの志望動機という順に聞かれます。インターンシップ面接で聞かれる質問の多かったランキングをまとめました。

  • 学生時代に頑張ったことを教えてください
  • 自己PRをしてください
  • 挫折経験はあるか?どうやって乗り越えたか?
  • エントリーシート(ES)の内容に関する質問
  • インターンシップに対する志望動機
  • 自身の強み・弱み
  • 当社やインターンシップについて聞きたいこと(逆質問)
  • ご自身は周りからどんな人と言われるか
  • 小学生、中学生、高校時代に関する質問
  • ご自身の思うリーダーシップ
  • 自分の今までの人生に点数をつけるなら何点?
  • 他にインターンシップ選考を受けている企業

インターンシップ面接:質問に対する回答のポイント

インターンシップ面接では、面接慣れしていない就活生が多いことを先述しました。よって、これだけで周りの学生よりも有利に面接を進めることができます。

インターンシップ面接の回答ポイント

インターンシップ面接の攻略法

企業が求める人材を把握する

企業の採用HPを見ると、多くの場合「求める人物像」としていくつかの要素や項目が挙げられています。また、企業のHPには、従業員向けの行動指針を載せている企業も多くあります。

ポイントは、企業が求める人材像と自身の強みが一致するポイントをアピールすることです。背景に、インターンシップ面接などの選考を本選考の一貫として捉えている企業が少なくありません。企業は将来の採用候補を見極めるため、自社の求める人材像に合う人を優先して通過させます

インターンシップ面接 アピールポイント

学生時代頑張ったことを用意する

学生時代に頑張ったことを3つほど用意できると理想です。

  • ご自身の強みを活かして成果を挙げたこと
  • リーダーシップで周りを巻き込んみ成果を挙げたこと
  • 他人からみても困難だと思われることを乗り換え、成果を挙げたこと

共通して重要な点は、成果を挙げたことをアピールすることです。

インターンシップの志望動機を用意する

インターンシップ面接では、応募した会社の志望動機でなく、ンターンシップの志望動機を用意することがポイントです。「自分の成長のためにインターンシップに参加したい」では企業側が参加させたいという理由にはなりません。企業側にとってメリットのある志望動機を伝えましょう

しかし、企業側はインターンシップの段階では企業の志望動機までは聞きません。
「まだ業界研究や企業研究の段階なのに、もう入る会社を決めているの?」
「様々な業界・企業を見ていないのに、既に会社を決めているのはネームバリューで判断かな?視野が狭いのでは?」と勘ぐられるためです。

では、どうすれば良いのか? インターンシップ面接の段階では、

  1. 自分の強みを活かせるインターンシップであること
  2. 自分の将来の目的から、インターンシップに参加したい理由

をアピールすることに注力しましょう。

インターンシップ面接の志望動機

また、インターンシップ面接で企業が求める人材をより正確に把握し、説得力のある志望動機を伝えるためには、企業研究を行うことが効果的です。

また、志望動機の書き方や例文を知りたい方は次の記事も参照ください。

インターンシップ面接前の企業研究の方法

インターンシップの選考(ES・面接)前に企業研究を行うことで、企業が求める人材をより正確に把握し、説得力のある志望動機を伝えることができます

インターンシップ面接前に、
・企業の業界(競合他社や業界順位など)
・企業の事業(商品やサービスなど)
・インターンシップの内容
あたりを調べることを推奨している就活サイトは多くありますが、これだけでは十分ではありません。多くの就活生が上記3点を実施した上で面接に臨んでくるため、差別化につながらないためです。企業の決算説明資料やIR資料を読むこと、OB訪問を行うことで少し踏み込んだ企業研究を行い、インターンシップ面接を有利に進めることに繋がります。

企業の決算説明資料や、IR資料を読む

周りの就活生よりも踏み込んだ企業研究を行い、インターンシップ面接を有利に進めるために、企業のIR情報や決算説明資料も読んでおきましょう。資料をみることで、
・売上高が大きい主力の事業は何か
・その企業が今後注力していきたい事業は何か
など、採用HPだけに載っていない情報収集をすることができ、その企業が求める人材像を具体的にイメージすることができるようになります。

インターンシップ応募先企業にOB訪問する

インターンシップ面接の段階では、OB訪問まで行って企業研究をする方は少ないと思います。一般的には、インターンシップ参加→OB訪問という方が大多数であり、あたかもそれが常識であり定石のようになっています。しかし、その逆、OB訪問→インターンシップ面接→インターンシップ参加とした方がメリットが大きいというのが私が感じたことです。
インターンシップ面接前にOB訪問をすることは、次のようなメリットがあります。

インターンシップ面接前にOB訪問をするメリット

  • OB訪問が集中する時期ではないため、OBやOGと会いやすくなる
  • 企業の社風や働く人についてイメージが深まり、より具体的な志望動機を言えるようになる
  • 結果として、インターンシップ面接の合格率が上がり、インターンシップ参加中に、自分を効果的にアピールできる

インターンシップ面接、直前に準備すること(オンライン・Web面接)

インターンシップ面接で、「良い候補者だった」と面接官に思ってもらうことが重要です。面接官によい印象をもってもらうためには、第一印象が重要です。私も面接官をしてきた中で、「第一印象9割説」はあながち間違っていないとも思います。

(有名かもしれませんが)メラビアンの法則を知っていますか?「コミュニケーションをとる際、どの情報から人の印象が決定されるのか」について、1971年にカリフォルニア大学の心理学者であるアルバート・メラビアンが発表した内容です。別名「7、38、55ルール」とも呼ばれていて、人の印象が決まる要素として、見た目や表情から55%、声の質や大きさから38%、会話の内容から7%の影響があるという内容ですね。
また、第一印象は出会ってから数十秒で決まると言われています。(ちなみに、私も面接官をしたことがあるので分かりますが、学生の評価は面接開始5分でほぼ確定します。それ以降で学生が評価を覆したことはありません)

メラビアンの法則:人の印象を決める情報の種類と影響度

情報の種類概要影響度
視覚見た目、しぐさ、表情、視線55%
聴覚声の質や大きさ、話す速さ、口調38%
言語言葉そのものの意味、会話の内容7%
出所:https://www.ashita-team.com/jinji-online/category2/8750

メラビアンの法則から、インターンシップ面接の評価で第一印象(視覚・聴覚情報)が占める割合が93%もある、というと言いすぎですが、実際に見た目や話し方が評価に与える影響が大きいことが分かります。

面接官へ第一印象を感じてもらうために、オンライン・Web面接で特に準備することは次の4点です。

  • 服装を整える
  • 通信環境が良い場所で行う
  • イヤホン・マイクを用意する
  • PC・カメラ周辺にライトを設置する
  • インターン エントリーシート(ES)に書いたことをスラスラ言えるようにする
  • 逆質問を準備する
  • 面接会場へのアクセス方法と自宅からの所要時間を控えておく(オンライン・Web面接でない場合)

服装を整える

インターンシップ面接では、スーツを着用することをオススメします。服装自由と記載されていても、第一印象を良くするためにはスーツの方が無難です。
理由は次の2点です。
・オフィスカジュアルはセンスが問われるため、服装選びに困りがち
・人の印象はスーツ>カジュアルの順に良くみられがち(特に男性)

もちろん、カジュアルな服装にすることで面接官に印象付けることもできますが、悪い印象が残る可能性もある事を考えると、難易度が高いです。不安な方はスーツが無難な選択肢であるという事ができるでしょう。

通信環境が良い場所でインターンシップ面接を行う

オンライン・Web面接では、通信環境から音声が遮断されたり、カメラが停止してしまう現象が頻発します。自宅の通信環境がよくない場合には、大学や友人宅を利用しながら安定した環境でインターンシップ面接に臨みましょう。

PC・カメラ周辺にライトを設置する

インターン Web面接は明るい場所で

多くの就活生が見落としがちな点が、PCやカメラの周辺にライトを設置することです。オンライン・Web面接では、対面の面接に比べ自身が暗く映りがちです。面接で使用するカメラの上にライトを設置することで、自分の顔が明るく映り、面接官に良い印象を与えやすくなります。

イヤホン・マイクを用意する

インターンシップ面接、特にオンライン・Web面接では、通りやすい声で話すことが重要です。Web面接では、対面での面接の半分程度の声質になると思っていただいて構いません。通信環境の遮断等の問題も起こりがちです。結果、インターンシップ面接の面接官の質問が聞きにくい、就活生の回答が聞かれないといったことが起こってしまいます。
上記を少しでも改善するため、イヤホン・マイクを用意しておきましょう。インターンシップ面接前に機器を購入しておき、友人らとのオンライン飲み会等でイヤホン・マイクが機能するかテストしておくと良いと思います。

インターン エントリーシート(ES)に書いたことをスラスラ言えるようにする

インターンシップ面接でよく聞かれる質問でも紹介しましたが、面接官はエントリーシート(ES)に沿った質問を行う可能性が高いです。インターンシップ面接前にエントリーシートを提出する選考フローがほとんどなので、提出したエントリーシートは保存し、見返せるようにしておくと〇です。
また、インターンシップ面接は通常15-30分程度と短いため、回答に時間をかけていると面接官が聞きたいこと十分に聞けず、不合格となってしまいます。そのため、インターンシップ面接で想定される質問(どんな困難があった?、どうやって乗り越えた?等)にはスラスラをこたえられるようにしておきましょう。

逆質問を準備する

インターンシップ面接において、逆質問は非常に重要です。企業は、逆質問によって、就活生からその企業に対する関心度合いを確かめています。ある企業では、直接は志望動機を聞かないが、逆質問の時間を多めにとることで就活生の志望度を測るというケースもあるほどです。
また、質問力といって、質問によって学生の質を探る企業もあります。逆質問によって学生がどれだけ本質的な質問ができているか、を確かめているのです。
先述した企業研究を事前に行い、インターンシップ面接では、その企業に対することや、インターンシップに関する質問を行うことで、企業側に関心度合いをアピールすることできます。

面接会場へのアクセス方法と自宅からの所要時間を控えておく(オンライン・Web面接でない場合)

このご時世にオンライン・Web面接でなく、対面面接を臨んで来る会社も一部はあることでしょう。対面の場合は、ご自身で感染対策を行いつつ、事前にインターンシップ面接会場の住所と経路を検索し、面接開始15分前には到着できるよう早めの行動をとるとよいでしょう。

インターンシップ面接を攻略するためのまとめ

私が就活生時代のインターンシップ面接や、社会人になってからの面接官としての経験から、面接突破のために必要だと感じたことをまとめました。ここでまとめたインターンシップ面接で抑えるべきポイントを実際に行うことで、多くの企業のインターンシップ面接は通過できると思います。ただ、一部の外資系企業をはじめ、インターンシップ面接でケース面接や英語面接等、難易度の高い面接を行う会社もあります。
実際には企業別に対策・攻略していく必要があります。私の就活日記のカテゴリにある「企業別攻略」情報等も参考にしていただければと思います。

何度も伝えますが、インターンシップが事実上の本選考だったり、インターンシップ参加者は本選考が優遇されるということは頻発します。皆様がインターンシップ面接を突破し、インターンシップに参加して有意義な時間を過ごせるように願っています!

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