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こんにちは。採掘犬(秘書)です。
採掘翁による投資術として、まずは、
早期FIRE(リタイア)を実現するためのお金の心構え【採掘翁の投資術:心構え編】
として、早期FIREに向けた心構えを紹介いたしました。そして次に
期FIRE(リタイア)を実現するための投資術【採掘翁の投資術:基本編】
という内容にて、投資の基本の考え方を紹介しました。
さて、今回は早期FIREに向けた投資術として、「何に投資すべきか」についてお話しします。
前置きをながくしてもアレなので、さっと結論からお伝えしますね。
結論:投資は基本的に「債券と株式」だけでよい
年金積立金管理運用独立行政法人(以下GPIF)をご存知でしょうか。私たちの年金を運用している、”機関投資家”です。機関投資家をカンタンに説明すると、プロの投資集団ですね。
その中でも強大な機関投資家として、年金積立金管理運用独立行政法人(以下GPIF)が挙げられます。
GPIFがどれほどすごいのかを紹介すると、186兆1624億円にのぼる世界最大規模の機関投資家です。2020年度の運用実績では収益率25%超え、37兆7986億円の黒字で、コロナ過においても過去最大の黒字幅を達成するほどです。恐ろしいですね。。。
そんなGPIFの資産構成は、実は下図の4つのみから成っております。
出典:年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)
繰り返しになりますが、
◯国内債券 ◯外国債券 ◯国内株式 ◯外国株式(米国)
この「4資産」を均等に購入しているだけなのです。(厳密には他にもありますが)
プロがそのように運用をされているので、一般の方も、この運用バランス(ポートフォリオ)をそのままそっくり真似ることができるだけでも、十分なバランスを確保することが可能です。
投資の怪しいセミナーや、YouTubeで紹介されているツールを買う必要はありません。
では、具体的にどの銘柄を買えばよいのか
まず、投資信託が買える銀行口座をご用意ください。
おすすめは三菱UFJ銀行です。そして、投資信託の口座を開設してください。
eMAXIS Slimというシリーズがあるので、下記の4つを25%ずつ購入してください。その際、「分配金は再投資する」と選択してください。
投資の方法として、毎月の積立投資を行ってください。例えば、毎月の予算が10万円であれば、それぞれ4つの銘柄を2.5万円ずつ買うということですね。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
- eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
- eMAXIS Slim 国内債券インデックス
そして、給料やボーナスがもらえた場合、もしくはお金が余った場合には、同じように25%ずつ購入してください。
これをずっと続けてください。以上です。
話は終わりです。
「え?」と、ここで疑問に思われた方もいらっしゃることでしょう。
「仮想通貨は無いのですか?」
「不動産ってどうなのでしょうか?」
「そもそも採掘翁って仮想通貨の採掘が由来ですよね?」
「仮想通貨を否定されるのですか?」
もちろん、私は「4資産」以外への投資も否定はしません。
ただ、以下の2つの理由から一般の方は避けるべきと考えています。
仮想通貨や不動産投資等を控えるべき、やらない理由
①リサーチ・運用に時間がかかり、下手をすると本業に影響を与えかねない
投資に慣れた方であれば、上述の4資産を均等に購入する以外にも、より効率的な方法を研修・模索し、自分なりのバランスをもって運用されていることでしょうか。ただ、徹底した勉強、リサーチ、日々のチェックが必要になってきます。
ここに初心者の方が片足をつっこむと、沼にハマってしまいます笑。本業に影響がでるほどの時間を費やされてしまいます。
かといって「本業は大事だ、ほどほどにやってみよう」とリサーチを行わずに仮想通貨を購入すると、完全に投資ではなく投機=ギャンブルの世界に入ってしまいます。早期FIRE(リタイア)を実現するための投資術【採掘翁の投資術:基本編】でお伝えしたハイリスク案件による、最頻値が元本割れをするパターンですね。
投資において、長時間の勉強・リサーチに頼らずとも手っ取り早く効率的な方法(4資産への投資)があるならば、それで十分ではないでしょうか。
②仮想通貨・不動産はリスクが不透明
早期FIRE(リタイア)を実現するための投資術【採掘翁の投資術:基本編】でも触れましたが、具体的な数字で「リスク」が分からないものは投資ではありません。この点で仮想通貨、不動産等は先述した「4資産」にリスクの精度が劣ります。(不動産、特にREITは近年大幅に改善されましたが、それでも劣ります)
Twitterをはじめ、「投資で年間◯%以上儲けてない人はセンスがない」といった発言が散見されますが、この発言自体がナンセンスだと思います。
なぜなら、どれだけのリスクに対しXX%の利益だったかがわからないからです。また、低リスクは低リターンであることは必然であり、悪いことではありません。
低リスク資産は、基本編で説明した分散投資効果により、あなたの投資パフォーマンスを底上げしてくれているのです。
もちろん、投資対象を組み合わせることで、できる限り低リスクで高リターンであるよう最適化を目指すべきではありますが、時間や労力の限界があります。
つまり、時間や労力があり、リスクを許容できるのであれば「4資産」以外にも手をつけて問題ございません。
しかし、繰り返しますが初心者の方であれば不要でなのです。
一方で、仮想通貨は魅力的なパフォーマンス、不動産は安定した収益をもたらすというのも事実です。実は運用の方法によっては莫大な収益を生み出すことができるケースもあります。その方法については次回の記事で解説をさせていただきます。
私は地方の中堅国立大学を卒業。新卒から一貫して外資系企業で勤務しつつ、同時に社会人大学院生。採用マーケティング担当として勤めながら、投資活動に励んでいます。当ブログでは、①採掘翁さんのキャリアや投資ノウハウ、②キャリアや投資で成功した方をインタビューした実例を共有することで、私が過去に感じた苦労を感じる人が少しでもなくなればと考えています。